先日「歩く美術史教室」に参加してきました。
せっかくロンドンでは有名な美術品や絵画が無料で観られるので、どうせならもうちょっとお勉強しようかな?と思って申し込んでみました。

今回は13世紀から16世紀までの宗教画〜ルネサンス期。おもにナショナルギャラリーのセインズベリー翼にある絵画になります。この時期だと私はボッティチェルリとダヴィンチが好きですね〜みんあそうか!

こちらがセインズベリー翼。1991年に完成した比較的新しい建物です。こちら名前のとおりあのスーパーのSainsburyが寄付したそうです。すごいですね〜
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今回いくつか絵画史のキーとなるもの、有名な物についてレクチャーいただきましたが、特に印象に残っている物をご紹介します♪

まずはこちら。ナショナルギャラリーが所蔵している中で一番古い絵画だそうです。いわよる宗教画で、その目的は観賞用ではなく文字が読めない人々に対する聖書の役割を果たしていたそうです。後ろの小さな絵のそれぞれには有名な聖書の話が描かれているとのこと。絵画というより漫画に近いですね。
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次はこちら。上の絵画から約50年後に書かれたものです。奥行きとか表情と陰影が備わってかなり新しさを感じます。描かれているのは「精霊降臨」。レッスンでは「精霊降臨」についても詳しく教えていただけます。こういうのもちゃんと習わないとわからないね〜面白かったです!
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お次はこちら。聖母マリアの戴冠式の様子を描いた物です。上の絵からは約100年後のもの。遠近法も確立されました。周りに描かれているのは使徒。鍵を持っているのがペテロ、毛皮を来ているのがヨハネとか携行している物でその人物を表していたんですって。ちなみに真ん中の青い服を着ている人がキリスト。この青はよくマリアの洋服とかキリストの洋服を描くのに使われる色です。宝石のラピスラズリを使っているそうです。その理由は・・・是非レッスン受けて下さい♪
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お次はネーデルランド絵画。上の絵画からは約25年後の作品です。ネーデルランドといえばブリューゲル、ルーベンス、レンブラント、フェルメールが有名ですが、この巨匠たちに影響を与えた絵画ということになります。人の生活を描いている点や陰と光を描いている点がまさしく!って感じです。
この絵には細かく観れば観るほど面白い部分がたくさんあるみたいです♪このあたりも詳しく説明していただきます。
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ちなみにこちらは上の絵画の奥に描かれている鏡。よ〜く観て下さい。面白いでしょ〜こんな小さな部分をこんなに細かく描いているなんて・・・・左にあるあるパールの数珠みたいの拡大しても本物みたいですよね。。。。
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お次はかの有名なダヴィンチの「岩窟の聖母」ダヴィンチコードで一躍有名になりましたよね〜
ルーブルとなぜ2枚あるのか?詳しく説明いただきました。ちなみに私はナショナルギャラリーのほうが好きです。描かれているのはマリア、キリスト、洗礼者ヨハネ、大天使ガブリエルですが、実はマリアの母アンナも描かれているのがそうです。詳細は書きませんがこの解釈が実に面白い!
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そして、こちらはボッティチェルリの作品。下の家具に絵がはめ込まれていますが、本来この絵画もこのように家具に埋め込まれていたそうです。この家具嫁入り道具なのですが、描かれているのはヴィーナスとマルスの不倫現場。これって反面教師の役目なのかしら???しかし、この柔らかいタッチ、大好きです!
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こちらはダヴィンチの下絵。くら〜い部屋にひっそり飾ってあります。またまたアンナ・マリア・キリスト・ヨハネ。この題材人気だったんですね〜アンナの表情の意味など詳しく教えていただけます。
しかし恐ろしいほどの上手さですね。。。これ完成しなかったのもったいないな〜
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こちらはラファエロの「アレクサンドリアの聖カタリナ」ラファエロらしい柔和は優美さを湛えています。彼女を拷問した車輪を持っているのが特徴なんだそうです。ちなみにこのポーズ顔の向きは逆ですがムリーリョの「無原罪の御宿り」に似ているような。
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といった感じで(といってももっと他にもいろいろ教えていただいてます!)、やはりちゃんと習わないと知らないことがたくさん!そしてここで伺うことで他の絵画を観る際にも役立つことがたくさん!正直ロンドンに来て最初に習うべきものだったかも〜!!!

パート2も是非都合付けて受講したいと思います!

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